ペイオフってなに？
目次
ペイオフって知っていますか？
ペイオフとは、
預金保険制度に加盟している金融機関が破綻した場合の、
預金者保護の方法のひとつである
「預金者への保険金の直接支払い（ペイオフ方式）」のことです。
取扱金融機関が破綻し、かつペイオフ方式が適用された場合は、
一定額まで払い戻しをすることになります。
２００５年４月以降は
１金融機関１預金者あたりの元本１０００万円までと、
その利息等が保護の対象となります。
保護の基準を超える部分は破綻金融機関の
財産の状況に応じて支払われます。
もしもの場合、一見するとすぐに１０００万円までは引き出せると
思われますが、そこには落とし穴があります。
元本１０００万円とその利息は、保障されていますが、
それをすぐに引き出せるとは限りません。
銀行は破綻した場合、
全てのお客様の債務・債権処理を
行なわなければならず、
その処理が終わるまで預金は引き出せません。
処理にどのくらい時間がかかるかは、
ケースバイケースです。
もしも預金保険の支払いに多大な時間がかかる場合、
預金者の当座の生活資金として、
６０万円を限度に仮払金が支払われます。
その後、処理が終わると、元本とその利息から、
仮払金を引いた金額が支払われます。
このように実際は、
６０万円の仮払金しか引き出せないことがあるということを
知っておかなければなりません。
すぐには全部帰ってこない可能性があるのです。
また、保護される順番としては、
金利の低いものから優先的に支払われます。
つまり、
大切なポイントを知っているからこそ
事前に打てる対策もあるのです。