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元本保証とは

目次

預貯金のお金の流れを見てみましょう


1.個人  →  金融機関

私たちが、金融機関へお金を預け(貸し)ます。


2.金融機関  →  国や企業

金融機関が集めた私たちのお金は、
企業に対して出資や融資といった形で運用されたり、
国債を買って運用されます。


3.国や企業  →  金融機関

国や企業に、出資や融資されたお金は、
国債からの利子所得や、
企業の業績による配当所得を得て、
元金と利子や配当が金融機関へ戻ってきます。


4.金融機関  →  個人

金融機関へ戻ってきたお金の利子や配当から、
金融機関は仲介手数料などを取り、
残りを利子として個人へ再配分します。

これが預貯金の元本保証と利子になるのです。


元本保証と利子は、金融機関の仲介と
その先の国や企業の成長が大前提で成り立っています。

国や企業が成長しなければ、
すぐに利子や配当もなくなるでしょうし、

成長しない年が長く続くと、
元本保証もなくなる可能性が出てきます。



上記のお金の流れのように、
私たちが預貯金をするということは、
金融機関を経由して私たちが
国や企業にお金を貸している状態(間接金融)です。


金融機関に仲介手数料が必要になることを考えると、
私たちが直接、国や企業にお金を貸した方が、
利益を直接分配してもらえます。

金融機関への仲介手数料も削減できます。

ちなみに2021/09/09現在の
☆三菱UFJ銀行のスーパー定期10年300万円未満
年利 0.002%

☆日本国債10年利回り
年利 0.044%
国債でさえ20倍の金利差があります。


また2015/05/20に調べた金利は
☆三菱東京UFJ銀行のスーパー定期10年300万円未満
年利 0.100%

☆日本国債10年利回り
年利 0.400%

で、この6年で間接金融の金利があきらかに低下しています。


ただし、直接金融を使うには、
あくまでも「正しい金融知識」と
「正確な情報」を得られることが重要です。


思い付きや、その場の雰囲気で商品やしくみを選ぶことは、
結果として大きな損失につながることを忘れてはいけません。


不動産バブルの時代、多くの金融機関でさえ、
多数の不良債権を抱え苦しんだことを教訓にしたいものです。

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