バランス型資金相談の重要性
目次
目的のみで計画すると
計画とは
①具体的であること
◇住宅取得 物件の具体化(場所・広さ・誰のために・何のためになど)
◇教育資金 教育の具体化(専門的な知識の習得・就職のために・一人暮らしの練習・交友関係の構築など)
◇老後資金 老後の具体化(趣味・交友関係の構築・無年金時代の収入不足など)
②時間と数値がある(計測できる)こと
◇住宅取得 いつ取得したいか(5年後)、何年でローンを返済したいか(20年)など
◇教育資金 大学入学までの時間(6年後)、在学中の学費(4年間で約500万円)など
◇老後資金 退職まで何年あるのか(20年)、それまでにいくら準備すればよいのか(無年金時代とその後の不足分)など
③達成可能であること(様々な手段を検討)
◇住宅取得 今ある資金(1000万円、そのうち500万年を頭金)、月々の返済額(約10万円)、その他の費用も含め返済できる額なのか(達成できるのか)
◇教育資金 手元資金を教育資金として使うべきかどうか、他の手段として奨学金やローンの活用を検討する
◇老後資金 資金準備を積立てで行うのか、手持ち資金を一時金として運用するのかなど
目的別の資金をバランス管理する重要性
ここまでそれぞれの目的に対して具体化してみましたが、
単に「住宅を購入する」だけ、
「子供に満足いく教育を受けさせる」だけ
「豊かな老後を過ごす」だけでなく、
人生においてはそのどれもが必要であり、
その資金のバランス調整が重要であることに気付いて下さい。
住宅取得は達成可能でも、教育資金や老後資金を加えると、必ずしも達成可能とは限りません。
つまり目的別のお金の勘定ではなく、あなたの人生を総合でみたお金と時間のバランス管理が重要なのです。
それぞれの目的だけを考えた「モノやサービスの購入」ではなく、
「我が家の人生計画」に沿って「モノやサービスの購入」を行なうことが大事です。